道路族被害の実態1 主な行動

野放図に遊んでいると言われても今いちピンと来ないかもしれませんね。
実際、道路族問題はあまり理解を得られない事も多く、この点もまた道路族被害者が一人で思い悩んでしまう原因の一つなのです。

この記事では、道路族被害者を対象に実施された道路族実勢調査アンケートの結果をもとに、特に被害を訴える声が多かった遊具(複数回答)をランキング形式でまとめました。
同調査で寄せられたコメントと共に、道路族の主な行動について見ていきましょう。

サッカー、バスケなどのボール遊び…80%

主にサッカーボールバスケットボール野球バドミントンなども含めた球技が全体回答数の実に8割を占め、最も多いという結果になりました。

(以下、一部コメントを一部抜粋)
金属バットでバッティング硬球でキャッチボールなどしています。本当に迷惑だし、危ないです。』
『子供と保護者に加え、他の世帯の子供や保護者も一緒になって目の前の生活道路で毎日のようにバスケットボールをして遊んでいます。 ドリブルの振動音は窓を閉め切っても耳栓やヘッドホンを装着しても家全体に響いて聞こえてくるので、非常に迷惑しています。早朝の私がまだ寝ている時間帯から遊び始めるので、ドリブル音で飛び起こされます。 ゴールのちょうど正面に車を駐車しているので、車に何度もボールをぶつけられました。』
『子供たちだけで遊んでいるならまだしも、大人が率先して路上でボール遊びして、他人の家の庭や車に当てて、断りもなく入って、取っていく。(中略)ちなみにボール遊びが出来る広さのある閑散とした公園まで徒歩10秒。』
『母親もしくは父親も一緒にいますが、注意することはなく、我が家の庭にボールが入り込んできた時には父親が「こうやって門扉をあけるんだよ」と教えていて驚きました。あなたが教えなければいけないのは門扉の開閉方法ではなく、人の家の庭にボールを入れてはいけないこと、勝手に入ってはいけないことではないかと。』

まず着目すべき点は二点。

・故意にせよ過失にせよ、近隣住民の所有物である車や壁などにボールをぶつける。
・近隣住民の敷地内に転がり入ってしまったボールなどを無許可で取りに入る。

これらは、それぞれ器物損壊もしくは不法侵入になる可能性があります。
あくまで危険性の話ですが、もし庭に家人がいてボールがぶつかったために怪我を負えば、傷害になる可能性も出てきます。

最近ではオープン外構といって、駐車場にも塀や門を構えない欧米風住宅がよく見られるようになりましたよね。だからと言って器物損壊や不法侵入などの犯罪行為をして良い訳はないのですが、こういった事をきっかけに自衛のため、後付けでポールや門を作ることになったという話もよく聞きます。

また、いずれのボールにも限らずボールのバウンド音というのはゲームに夢中になっている当人たちには分かりづらくとも、近隣のお宅には全て聞こえてしまっています。楽しく遊んでいれば、ふとした瞬間に大きな声を出してしまうこともあるでしょう。

子供だけではなかなか気付けないかもしれませんね。大人が注意しなければなりません。

しかし残念ながら保護者も一緒になって大人が率先してというコメントが少なくなく、それどころか我が子に不法侵入の方法を教える親までいるというのですから驚きです。ちょっと何がしたいのか分かりません

三輪車、自転車、プラスチックカー…77%
キックボード、スケボー、スケーター類…62%

ボール類とほぼ同率で三輪車、自転車、プラスチックカー
続いてキックボード、スケボー、スケーター類などの遊具が多くなっています。

共通したお悩みの声が多かったため、統合してご紹介します。

(以下、一部コメントを一部抜粋)
『親は歩道に横並びに地べたに座り話してます。(中略)幼児達はプラカーや自転車で爆走レースごっことかしてモラルがなさすぎです。徒歩3分で専用公園あるんだから、そこに行って欲しいです。』
『キックスケーター、ボール遊び、スケボー、ホッピング、ローラーブレードで遊び回りうるさいです。親は井戸端会議して楽しく遊んでいる子供達を見て歓声を上げています。他にも幼稚園児だけで、自転車暴走したり走り回っています。』
『路上で笛などの鳴り物を鳴らしながらのかけっこ、大合唱、補助輪つき自転車の騒音、自転車レース、親も参加してのバドミントン、庭に無断で入り込み遊ぶ、仲間の親までもわざわざ自転車などを車に積み連れだってやって来て日没後も大騒ぎ。ホント、子供の声がするだけで動悸がする。』
交差点でも止まらずに、自転車、スケーター競争するので、いつか事故が起きるんじゃないかと心配。よちよち歩きの子供もいるし、子供だけの時もあるし、外にいても話に夢中で子供のことはほとんど見てない親達…。 休日、家族で道路遊びせずにボール遊びもできる公園は近くにあるから、思いっきり遊べる公園へ連れて行ってあげてほしい。オープン外構だから、うちの敷地でボール遊びしたり自転車乗り入れたり、ゴミが落ちてる時があるのもやめて欲しい。敷地で遊んでるところを見てても叱らない親は何なんだろう…せめて叱ってたら許せるのに。』

暴走、競争、レースという言葉が目立ちますね。

自転車やスケーター、スケートボードなどの車輪が付いている遊具は斜面などはもちろんのこと、たとえ平坦な場所であってもそれなりのスピードが出るように作られています。

もしもそのスピードを維持したまま壁にぶつかったり、人にぶつかったりすればどうなるでしょうか。

お子さん自身が怪我を負うことになりますし、ぶつかった相手が昏倒…なんてことも十分に考えられますね。子供同士の衝突事故や飛び出しなどによって引き起こされる交通事故の要因にもなり得ます。

また、この車輪による騒音も馬鹿に出来ません

購入後の大荷物を積み込んだカートを車の傍まで押して行った経験はないでしょうか。
コンクリートやアスファルトなどの硬い地面を通るカートのガラガラガラ〜という音でさえ、結構響くと思いませんか?

ましてや、子供とはいえ人間一人の体重分の負荷がかかった車輪ともなればゴーーーーという、航空機のような音になります。
うるさいと感じる人がいても何ら不思議ではありません

その他

上記以外の遊具、または遊具を使わないケースです。

(以下、一部コメントを一部抜粋)

チョークによる落書き

『奇声を発したり、ボールの音、チョークの落書き、泣き声等本当にうるさいです。窓をしめ、エアコンをつけ、耳を塞いでも聞こえてくるので、勉強に集中せず迷惑しています。』

井戸端会議

『出かけていて夜に帰宅しても、癖になってしまってるのか子供が遊びだします。親は止める様子もなく深夜に井戸端してます。 聞こえるとまた何時間もやられるのかなと動悸がしてきます。車で家に帰る途中も居たらどうしよう(飛び出し2回されたので)と動悸がしてきます 切実な願いなんですがせめて占有行為と騒音はやめてほしいですね。危ないし騒音が訴えていい数字になってます。何時間も道路にいるなら思いっきり遊べる公園に行けばいいし、井戸端したいならせめて玄関先にでも入ってもらってください。』

おもちゃやごみの放置

『騒音に加え、子供が遊んだ玩具、お菓子やジュースのゴミ等、その場に放置して帰るのでとても迷惑しております。 乳児子育て中の自分にとっては、精神的苦痛でしかありません。』

季節行事も道路上で

車が来たら危ないからでは無く邪魔だから道路で遊ぶのはやめなさいと思う親は少ないでしょう。車を邪魔扱いするのはおかしいです。BBQ、プールなどを道路をしているのもおかしいです。』
BBQで使った炭を平気で雨水溝に捨てたり夜9時過ぎに突然住宅街のど真ん中なのに道路で花火大会を始めたり常識を疑う行動ばかりです。注意の腹いせにわざとガムやゴミを庭に捨てられたり常識を疑います。』
『マイホームを建てて、道路族が引っ越してきてから毎日のように2~3時間の奇声、高笑い、騒音になやまされています。ひどい時は12時間以上にわたる袋小路を路駐で封鎖してのBBQや鍋パです。』
『子供の遊びは100万歩譲っても、駐車場バーベキューで数十人の人達が集まり、夜までの大人の宴会、勿論数十人の子供達は放置で道路遊びが毎週末行われた結果、精神を壊しました。(中略)我慢に我慢を重ね注意した1週間後に、また駐車場バーベキューを行われた。法律で本当にどうにかしてほしいレベルです。』

春から夏にかけては路上バーベキュー、路上花火、路上ビニールプール
秋はいつも通り路上運動会、冬になれば路上鍋パーティー

春夏秋冬もれなく路上、路上、路上。てこでも動きません。

お正月に路上書初め、夏場に路上流しそうめん、冬の雪国ではスキーウェアを着用しての路上ソリ滑りまで自宅前道路でやってのける猛者もいるんだそうです。

近隣にそんな住民がいたら堪ったもんじゃありませんよね…。

まとめ

実際に道路族被害に遭っている方のコメントをご紹介しながら、道路族の主だった行動について見てきました。

こんな事が…」と思われたでしょうか。
こんな事で?」と思われたでしょうか。

受け止め方は人それぞれです。しかし実際に苦しんでいる方がいるのは確かなのです。

ただ、一度想像してみてください

窓一枚隔てたすぐ隣で聞こえてくる轟音や奇声、大人達の笑い声
自宅の壁に容赦なくぶつかるボールの音、大切にしている車が凹む音
ふと庭を見ると見知らぬ子供、場合によっては大人かもしれません

こんな生活は普通でしょうか?我慢出来ない方が異常だと思われますか?

次の記事では道路遊び被害のその先の、もう一つの道路族被害についてご紹介します。

(1)アンケート結果は複数回答制の設問から引用しています。
(2)アンケートコメントは一部を抜粋し掲載させて頂いておりますが、内容についてこちらでは一切の改変を加えておりません。

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